【発表】AQUOS R10、もうコレでいいじゃん!なスマホ。

 SHARPは2025年5月29日に「AQUOS R10」を国内で発表しました。昨年のデザイン言語を引き継ぎつつ、1/1.55インチの新しいイメージセンサーを採用したカメラに注目が集まっています。本記事では発表された内容をまとめていきます。

仕様について

 まずは仕様を確認していきましょう。全体的に必要十分なスペックかそれ以上のスペックを誇りますが、SoCに前作AQUOS R9と同じチップセットを採用している点は少々ミソです。

SoCSnapdragon 7+ Gen 3
ディスプレイ約6.5インチ Pro IGZO OLED 有機ELディスプレイ
リフレッシュレート1~240Hz
3,000 nits (peak)
メモリ/
ストレージ
12GB/256GB
12GB/512GB
UFS 4.0, RAM LPDDR5x
リアカメラ構成ライカ監修
5,030万画素(メイン), f/1.9, 23mm, 1/1.55″, OIS, PDAF,
5,030万画素(広角), f/2.2, 13mm, PDAF
OSAndroid 15
サイズ156 × 75 × 8.9 mm
カラーCashmere White、Trench Beige、Charcoal Black(*後述)
重さ197g
バッテリー5,000mAh(36W充電)
特徴・IPX5/IPX8/IP6X/MIL-STD-810G準拠
・顔認証
・指紋認証
・価格:未発表
AQUOS R10
SHARP公式サイトより引用

カメラの絵作りは「本物」。

 今作AQUOS R10で最も進化した点はやはりカメラにあります。Leica監修かつ、AQUOS R9 pro譲りの14chスペクトルセンサーがAQUOSのカメラ画質を最大限高めています。まずは作例をご覧ください。

SHARP公式サイトより引用
SHARP公式サイトより引用
SHARP公式サイトより引用

 過去のAQUOSのカメラは、事物を写しはあれどそのディテールや作りは今ひとつでした。しかしAQUOS R6頃からその姿が大きく変わり始めました。Leica監修の画質をベースに、まるで一瞬を切り取るような引き込まれるような写真を撮影することができるようになりました。

 流石にSoCがハイエンドチップではないこと、力を入れるところはproシリーズに劣るため、どことなく暗さが目立つ気がします。この点はまるで「プロ」のような写真を撮ろうとしているので発生していると思わるため、発売されてから実際の絵作りが確認できるものと思います。

カゲ」を消してより実用的に

 またカメラの話ですが、風景や集合写真ではなく手元の資料や物を撮影するシーンはよくあることだと思います。そんな時に写り込んでしまうものが「カゲ」です。資料の場合は見辛くなり、物の良さを共有できなくなるといった大きなデメリットがあります。AQUOS R10はこの問題に対し、AIを利用して解決しました。

SHARP公式サイトより引用

 ただスペックを求めるだけではなく、普段使いをしっかりと観察・分析した結果が如実に表れていますよね。全体的に明度を引き上げるような作りとなっているため、パンの焼き色まで少し飛んでしまっているのは残念な部分ですが、何も考えなければ非常に良い絵作りとなっており、受け取った人は「美味しそう」「綺麗」と感じられる写真だと思います。

購入後のサポート体制はどうか?

 昨今のスマホはOSアップデートの回数というプロダクト以外の部分でも競争が起きています。特に大手であるSamsungはミドルシリーズであるGalaxy A55 5Gにおいても最大4回と謳っています。さてAQUOS R10はと言いますと・・・

SHARP公式サイトより引用

 正直うーん・・・。価格はAQUOS R9から据え置きだとしても10万円ほどになると思われ、単純に価格と比較すると4回まではサポートしてほしかったなと思いますが、必要最低限は確保されていると言ったところでしょうか。

 もしかすると、我々ガジェット好きはもう少しと思うかもしれませんが、タイトルにある「これでいいじゃん」と選ぶ人にとっては十分なのではないでしょうか。

まとめ

 一般的にスマホにこだわりがなく、それでいて何も不便することがないスマホとしての最適解なのかもしれません。真にハイエンドなスマホの価格は20万円に近いものが多いため、そう考えるとなんだか私も心惹かれてきちゃいました。

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