【新製品】ソニー、新型イメージセンサー「LYT-818」を発表。Vivo X200 Pro/miniはこれを搭載する予想

 2024年9月24日、ソニーのモバイル用CMOSイメージセンサー開発を手がけるソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、新型イメージセンサーである「LYT-818」を発表しました。ハイエンド仕様のCMOSイメージセンサーということもあり、次期旗艦スマホへの搭載が期待されています。

LYTIAとは

 LYTIA(ライティア)は、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が企画・製造するモバイル用イメージセンサーのプロダクトブランドです。LYTIAというブランド名は、光輝く存在であるLyra(こと座)Light(光)を組み合わせた造語で、「目の前の光景をありのままに映し出す能力を持つセンサーでありたい」という思いが込められています。

 光を意識したブランド名であることからわかる通り、周囲の光を適切に取り込み、低ノイズかつ高品質なHDR機能を有しています。ミドルレンジでLYTIAブランドのセンサーを採用しているスマホでも高画質でノイズの少ない写真を撮影することができます。このため、ハイエンドスマホでなくとも素晴らしい撮影体験を得ることができるようになりました。

LYT-818について

 従来のセンサーではハイとロー2つの側面から画像を合成するHDR機能を採用していましたが、LYT-818ではこれに加えてミドルを追加し、両極端からの合成ではなくそれぞれのいいとこ取りをする形の新しい方式を採用しました。

 また、プレビュー映像ではHDR機能をオンにすると消費電力が高まり、本体が熱を帯びてしまいやすいと言う特性がありましたが、ロジック回路を中心とした低消費電力設計を図ることで、このボトルネックを解消することができています。映像体験は撮るだけでなく、それを見ることに最も意味があり、ここにフォーカスしたのは流石ですね。

スペック

 画素数やセンサーサイズは以下の通り発表されています。

まとめ

 今回発表されたLYT-818はハイエンド仕様の新型イメージセンサーです。搭載されることが期待されているのはVivo X200 ProやVivo X200 mini、一部の噂ではXiaomi 14 Ultraにも搭載されるかどうかの議論が交わされています。いずれにしてもハイエンドスマホに搭載されることを考えると新たな撮影体験に心惹かれますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です