Google社製のスマートフォンであるPixelシリーズ。その中でもフォルダブルで展開しているFoldの新しいレンダリング画像が公開されました。どうやらかなり進化している模様です。
Fold(横に折りたたむ)タイプの端末と言えばGalaxyやXiaomiの端末がありますが、その市場に飛び込んだGoogle Pixel Fold。初代はあれやこれやと言われていましたが、新作では外観とその操作性にかなりのアップグレードがあるようです。
smartprix.comより引用
目を惹くのはカメラの構成、そしてベゼルレス化した内側のディスプレイ部です。カメラはPixelシリーズのような横一列の配列ではなく、Fold特有の配置になっています。先日投稿したiPhone16のカメラモジュールの件でも触れましたが、排熱機構を含む内部の機器類の配置は隙間を埋めていくような設計が必要で、新Foldもこれに倣って再設計されたものと思われます。
smartprix.comより引用
こう見ると、折り畳んだ際の厚みを感じさせない薄型端末に仕上がっていることが確認できます。フロントディスプレイの角は思い切って丸く切り込んでいますが、ここはあまり違和感を感じず使用することができそうです。
初代と異なるのは以下の点です。
- カメラデザイン
- 筐体の厚み
- 展開時のベゼルレスディスプレイ
- ヒンジの高耐久化
順当な進化ですが、言ってしまえばGalaxyやXiaomiのFold端末はこれらはとっくにクリアしているので市場的な真新しさはないのですが、初代との比較で進化を感じることができとても好感触です。欲を言えばUDP(アンダーディスプレイカメラ)に挑戦して欲しかったですが、そこまでは必要ないか、技術的にまだと判断したと思われます。
初代Pixel Fold
初代で高評価であり低評価もあった画面サイズ。筐体の薄型化も相まって新作も近しいサイズ感であっても持ちにくい、ということは発生しにくいと思われます。と言うか、普通にデザイン良くないですか?
ゴリゴリの正統進化、俺たちが待っていたPixel Fold。Fold端末をGoogleが出すことに意義があると思います。ソフトウェアがFoldに合わせた進化を遂げていることでハードを作ることができます。技術の進歩もそうですが、見た目も中身も、歩み寄ると新しい端末が生まれていくはずですよね。