2023年12月26日、楽天グループ(以降楽天Gと呼ぶ)は「第27期 株主優待制度に関するお知らせ」をリリースしました。その内容は保有株数に応じた楽天モバイルのデータ通信専用eSIMの提供ということで、今回は保有数と無料期間についてまとめて見ていきましょう。(条件に期限があるので最後までご一読ください。)
保有している株数と、保有期間に応じてデータ通信専用eSIMの無料期間が異なります。その内訳は以下の通りです。
また、保有するとしても「いつまでに保有しているか」という条件があります。
「2023年12月末時点の株主名簿に記載された100株(1単元)以上を保有する株主様を対象とします。なお、2023年12月末日の株主名簿に記載されるためには、株式等振替制度上、権利付最終日(2023年12月27日)の取引終了時までに株式を購入しておく必要があります。」
猶予は明日まで、とのことです。なかなか急がせますね。
優待だけ見れば何らか使い道がありそうなものの、株式を保有するということはリスクが伴います。楽天Gの直近3年間の株価推移は以下の通り下落が続いており、楽天ポイントの改悪などもしばしば話題になる程です。正直あまり目がくらむほどの優待ではなく、株価が下落し、上昇する見込みがあまり立っていない状況で保有するのはリスクではないかと筆者は感じています。
株式の保有はリスクが伴います。新NISAやidecoなど節税しながら資産を増やすことが必ずできるようなイメージがつき始めていますが、全くもってそのようなことはありません。株式を保有する際は、しっかり勉強し、準備してから臨むことをおすすめいたします。