発表されるたびに丸みを帯びていく印象のある「Pixelシリーズ」。全体的な角が丸みを帯びていくことで持ちやすさは向上するが、スクリーン体験は果たしてどう転がるのでしょう。
有名リーカーのレンダリング画像から、その外観を見ていきます。
有名リーカーであるSteve H.McFly氏(@OnLeaks)とサイト「SmartPrix」が次期廉価モデルである「Pixel 8a」のレンダリング画像を公開しています。パッと見、やはり丸い。らくらくスマホくらい丸い。そんな印象が目に飛び込んできます。
丸みを帯びることで端末そのものの持ちやすさが向上し、うっかり落としてしまいにくくなるというメリットがあります。ただしこれは側面に限った話であり、全体的な角の丸みを持たせてしまうと、スクリーンについても同様のカーブを描き、表示領域が狭くなってしまうというデメリットも存在します。
コスパの良さはPixel 6aおよびPixel 7aが好評なことからも同じ意匠を受け継ぐものと思われますが、近年のPixelシリーズは廉価モデルではない通常ラインの製品についても丸みを帯び始めており、筆者はあまり歓迎していません。もちろん独自SoCであるTensorのソフトウェア処理によるカメラ撮影は、Pixelシリーズだけでなくあらゆるスマホの最前線とも肩を並べる実力がありますので、もちろんその点は素晴らしいと感じています。ディスプレイも「Pixel 8」「Pixel 8 Pro」についてはDXOMARKで最高点を取るなど、ハードの側面にも力を入れていることがわかります。だからこそ、スクリーン体験を損なう可能性のある丸みを帯びたデザインは少々やきもきしてしまうのです。
特にPixel 8aにはそんなことは求めていないというのも理解できるのですが、なんとも言えない気持ちのままGoogleからの発表を待つこととなりそうです。廉価モデルの発表は例年5月初旬に行われています。現段階で既にここまで精度の高い情報が出回っていることから、製造ラインや設計についての検討は既に終わっているものと思われます。発表を少し不安に思いつつ、気長に待ちましょう。